第384章

魚のスープが出来上がると、ククは家政婦に頼んでそれを二階へ運ばせた。

前田南はまだ眠っておらず、ドアの外からククの声が聞こえると、すぐにベッドから降りてドアを開けた。

「クク、どうしてこんな時間に?」

彼女はククを抱き寄せた。

ククは笑顔で言った。「お魚のスープ、すごく新鮮なんだよ。ママも絶対に飲んでね。すっごく美味しいから」

「ええ、わかったわ。ククのお願いだもの、いただくわね」

前田南は微笑んで、その小さな頭を撫でた。そして器を受け取ると、ふーふーと息を吹きかけて熱気を逃がした。

ククはベッドの縁にへばりついて、大きな瞳を瞬かせながら見つめてくる。「ママ、美味しい?」

「...

ログインして続きを読む